豊中駅前まちづくり井戸端会議@Zoom【全9回振り返り】
こんにちは。
豊中駅前まちづくり推進協議会の森山です。
今回は今年度全9回開催したオンライン井戸端会議の振り返りたいと思っています。
これまでの「井戸端会議」ではまちの「課題」「未来に向けた思い」「具体的な取り組み案」「まちへの想い」など、意見交換をしてきました。
私は運営側としてご参加いただいた方に安心してご参加いただけるような場づくりを意識してみなさんの声に耳を傾けてきました。
(まちづくり井戸端会議4回目までの振り返りはこちら→https://toyonaka-machikyo.com/round-table-discussion/4th/past)
豊中駅前について思い思いに語っていただき、その内容に耳を傾け合う場となれば、そこからアイデアがつながりが生まれるのではないか?
そのような思いを込めて開催してきた井戸端会議で紡いできた声をいくつかご紹介しますね!
豊中駅前の「ふらっと語り合えるオンライン井戸端会議」
井戸端会議でいただいたご意見はひとつひとつまとめて整理をしてきました。
第3回目からは皆様の意見を整理しやすいように、オンライン上のホワイトボードツールを使い、情報を整理してきました。
3回目の井戸端会議
ちょっと見えにくいので拡大すると以下のようになります。
まちの未来像を描くことの必要性や、共有することの重要性についてご意見をいただきました。
また、多くの人の声を集めて街づくりを進めることについてもご提案いただき、つながりやまちの魅力を育む形でまちづくりを進めていきたいという声が上がりました。
理想的なまちの姿・理想像について具体的なご意見もいただきました。
「魅力的で笑顔あふれるまち」「ゆっくりできる空間」「緩やかにつながる関係」などのご意見をいただきました。
また、現状のまち・まちづくりに関するご意見として、「災害時にハード面・ソフト面で課題があるのではないか?」「コロナ禍で企画やイベントが減少している」「イベントできるスペースが限られている」というような声をいただきました。
また、まちづくりを進める上での具体的なアイデアとして「人工デッキ・きたしん豊中広場の活用」や「月替わり・週替わりのショップ」などのご意見がありました。
また、「居心地が良く入りやすいおしゃれなカフェ」などを期待する声も上がりました。
さらに、まちづくりは「魅力を高めるまちづくり」「活性化する」というような面と「ハード(道路や建物)」に関する側面の両面に関する意識が大事だという声をいただきました。
4回目以降の井戸端会議
4回目以降も次のような声をいただきました。
詳細はご紹介しきれませんが、3回目に比べて意見が増えているのがお分かりいただけるはずです。
続いて5回目のまとめは以下のような状況になります。
声が溢れて膨れ上がっているのをご確認いただけるはずです。
5回目までの意見を共有し、6回目で皆様からいただいた意見を加えた図は以下の通りです。
いかがでしょうか?
読めないくらい細かくなってしまっているのですが、これらは実際に参加者の方からいただいた声です。
アップにすると以下のようなイメージになります。
いかがでしょうか?
井戸端会議での意見交換の様子を少し想像していただけるのではないでしょうか?
7回目以降のまちづくり井戸端会議
7回目までは6回目までの意見交換を踏まえて、具体的な取り組み案や今後のまちづくりに関するご意見をいただきました。
詳細は以下の通りです。
これまでの井戸端会議でいただいた意見を共有し、今後に向けたご意見・ご提案をいただく中で、協議会が果たすべき役割を実感しました。
豊中駅前まちづくり協議会がまちづくりに取り組む上で、「みんなで育てるまちづくり」「新しい発見・感動があり、自己表現、自己主張できるまち」などを大切にしています。
8回目・9回目のまちづくり井戸端会議では過去の意見交換の内容を共有し、令和5年度に向けた取り組みの方向性や今のまちづくりの現状について私から情報提供した後、皆様からご意見をいただきました。
具体的には以下のようなご意見をいただきました。
関係各機関との連携・共同・人とのつながりなど
- 行政との協働
- まちづくり関係者とのつながりづくり
- 地域に関心がある方との連携
- マンパワーの確保
次なる企画やまちづくりアイデアの実行
- 新たな企画を実施する
- 既存の取り組みやイベントと連動して盛り上げる
- 広報や告知のあり方を考える
- 防災など地域の人の生活を守る企画に人を巻き込む
- まちづくりニュースやHPなどの情報発信もみんなの力で充実させる
豊中駅前まちづくり推進協議会の思い
豊中駅前まちづくり推進協議会としては平成7年にまちづくり構想を策定したように、まちの未来をみんなで描き、その実現に向けて協力していくことが大事だと考えています。
平成7年の豊中駅前まちづくり構想策定時からまちは変化しました。
これから未来を見据えてまちづくりを進める上で、さまざまな課題にどのように向き合い、乗り越えていくか…。
それが試されていくのかもしれません。
また一方でまちづくりは終わることのない取り組みのようにも見えます。
まちの課題を乗り越え続けるプロセスの中で、新たなつながりが生まれていくことも、まちづくりに重要な要素なのではないかとも考えます。
豊中駅前オンライン井戸端会議の取り組みから
この30年を振り返ると、大きな災害もあり、感染症の流行もありました。
そのような状況の中で、私たちがどのようにまちづくりに取り組んだのか?
どのような姿勢で「まちづくり」という答えのない取り組みに取り組み、課題に向き合ってきたのか?
それらが、今後ますます複雑性を増す不安定な社会の中で、未来を生きていく子どもたちの勇気に変わればいいなと個人的に感じました。
私はこのまちで生まれ育ってきていますが、積極的にまちづくりに取り組むようになってから気づいたことがたくさんあります。
それは、縁の下で働く人の存在です。
これまでたくさんの人の思いと行動によって、このまちの人の営みが続いてきたことを、まちづくりに関わることで知ることができました。
また、まちづくりに取り組んでみると、「自分でもできることがあるのかもしれない」ということも実感しました。
この井戸端会議の開催を任され、さまざまな学びを得ながら、ご参加いただく方と共に企画を進めることができました。
手応えや実感を得ることができた一方で、「自分一人では何もできない」ということも大きな学びでした。
そして、これからのまちづくりは、自分とは異なる考え方を持つ人との意見交換が欠かせないこと…。
「つながり」や「目の前の人の存在」を大事にしながら、共に未来を見据えて意見を交わし、行動するということがものすごく大事なのではないか?
井戸端会議の中で挙げていただいた声と、集めることができなかった声にも思いを馳せながら、来年度以降もこの一年で学んだことを活かしてまちづくりを進めていきたいと思っています。
令和5年度の豊中駅前のまちづくり
豊中駅前のまちづくりについては、豊中市が行政として令和3年に策定した豊中駅周辺再整備構想をもとに進めていきます。
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/shigaichiseibi/shigaichiseibi_topi/toyonaka_kousou2021.html
協議会は地域住民で構成される組織として、多様な声を集めながら街づくりを進めていきたいと思っています。
今後も豊中駅周辺のまちづくりに興味がある方は、協議会と一緒にまちづくりに取り組んで行ければ嬉しく思います。
協議会もさまざまな機関・団体と連携を進めていきたいと思っていますので、まちづくりや地域活動に取り組んでいる方も、ぜひ一緒にまちづくりを進めていきましょう。
また、この場を借りて井戸端会議にご参加いただいた方に御礼申し上げます。