豊中駅前デッキでイベント開催〜とよなか芝生Night Theater ザ・トライアル担当者インタビュー〜
こんにちは。
豊中駅前まちづくり推進協議会運営委員の森山です。
今回は2023年3月21日に「豊中市」が主催した「とよなか芝生Night Theater ザ・トライアル」というイベントについてお伝えします。
(豊中市サイト:https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/shigaichiseibi/shigaichiseibi_topi/toyo_night_theater.html)
豊中駅前人工デッキに人工芝を敷き、駅舎に映画を投影してみんなで楽しむイベントでした。
豊中駅周辺のまちづくりについて長年取り組みを続けている協議会ですが、さすがに駅舎に映画を投影するという取り組みは前代未聞です。
今回のイベントには私も当日の準備から関わらせていただきましたのでその内容を記事にまとめました。
また、私の感想だけではなく、企画を開催された市の担当者の方にインタビュー協力を依頼しましたのでそこで伺った内容もご紹介します。
豊中駅前のまちづくりやイベント・企画に興味・関心があるという方はぜひ最後まで読み進めていただければと思います。
とよなか芝生Night Theater ザ・トライアル当日の流れ
最初にお伝えしたように今回ご紹介するのは「豊中市」が主催した企画です。
まず3月21日の企画全体の内容・流れについてお伝えします。
実は当日…朝から曇り空が広がり、雨もぱらつく天候でした。
事前の計画では14時に人工デッキに芝生を広げ、その上で子どもたちが絵本を読むなどゆっくり過ごしていただく予定だったんですね…。
またそれと同時に、整理券を配布し、18時を過ぎ暗くなってから映画を上映するという流れでした。
ただ、芝生を人工デッキに広げる予定の14時ごろの時点では午前中より雨が強まっている状態で、映画の上映事態も危ぶまれるくらいの状態でした…。
雨の中上映時間が迫る…
14時の段階では冷たい雨がしっかりと降り続いているような状態でした。
屋外のイベントに天候の影響は仕方がないことですよね…。
とはいえ、人工デッキに敷かれた芝生の上で子どもたちの笑顔が弾ける光景を想像していた私としては非常に残念な思いでした。
少し肌寒く雨がザーザー降る中、市役所の職員さんと一緒に整理券の配布を開始…。
整理券を取りに来られた方も「この天気で映画を上映するんですか?」といった声も寄せられ、スタッフみんなで雨が止んでくれるよう祈る気持ちでした。
夕方になるにつれ雨は徐々に弱り始め、上映前には雨は完全に上がりました。
祈りが届いたのでしょうか…
スタッフが協力して急いで芝生を広げ、その上に図書館から借りてきた100冊の絵本を並べることもできたんですね!
インタビュー内容
ここからは市役所職員の方にインタビューをして伺った内容をお届けします。
とよなか芝生Night Theater ザ・トライアルの目的や狙いって?
今回のとよなか芝生Night Theater ザ・トライアルは、駅前の人工デッキの今後の活用を見据えての試験的な取り組みの一つとして開催されたそうです。
それだけではなく、イベントを開催する中で、一緒にまちづくりや企画を通じた魅力アップの取り組みに関する「つながりづくり」や「仲間集め」も一つの重要な狙いだったとのことでした。
このような狙いのもと、今後の豊中駅周辺のまちづくりを進めていくことを目的として昨年末ごろから企画開催の検討を始められたそうです。
豊中市さんは「まちづくりミーティング」を開催されている一方で、デッキの活用可能性について模索をされていたことを知りました。
今回は十分な期間が確保できなかった中で検討を重ね、千里中央地区で実績のある「芝生ナイトシアター」の取り組みを参考にして、阪急豊中駅の駅舎にプロジェクターで映画を投影し鑑賞するという形に至ったそうです。
限られた期間の中で、市役所の職員の方々を中心にチラシの作成から人工デッキの使用に関する調整などの準備を進められたとのことでした。
今回は千里の芝生ナイトシアター実行委員の方々の協力もいただきながら映画の内容や告知方法なども市職員の方中心に準備を進められたそうです。
とよなか芝生Night Theater ザ・トライアルを実施してみて
担当者によると、結果的には上限100名としていた中で70枚ほどの整理券を配布し、40名〜50名ほどの方が映画「ボスベイビー」の上映を楽しまれたそうです。
また、アンケート結果などをみても楽しんでいただけた方が多かったようです。
アンケートによると、今回の企画は「SNS」で知ったという方が多かったということも担当者からお聞きしました。
ご協力いただいた方々
また、事前に地域の商店街に市役所職員がチラシをお配りした際に、応援の声をたくさんいただくことができただけでなく、駅舎への映画の投影に関しては阪急電鉄さんも快諾してくださったそうです。
そのほかにも多方面からの協力を受けてこの企画が無事開催できたことを伺いました。
そのような話を伺う中で、結果ももちろんですがプロセスも非常に大事だということを感じました。
1つの企画を進めたり、まちづくり活動を行っていくなかで「みんなで取り組むこと」「協力していくこと」こそが大事…。
このことを改めて市役所職員の方とも共有することができました。
今後の取り組みについて
これからまちづくりやイベント・企画について、「みんなで取り組む」「協力していく」ということを広げていく…。
たくさんの人が一緒になって話し合いを重ね、まちの魅力を高める取り組みが生まれ、次につながっていく…。
そのような未来をイメージしながら、目的意識を持ってアイデアを出し合う…。
担当者とのお話でそのようなことを感じましたし、そのためには、より多くの人に向けて取り組みについて発信して巻き込んでいくことも大事だと思うんですね。
協議会としても、より多くの人と情報を共有できるような仕組みを整えたいと思っています。
インタビューを終えて
今回のイベントは当日の準備段階からお手伝いさせていただき、市役所の方にインタビューもした「とよなか芝生Night Theaterザトライアル」についてまとめて記事にしました。
今年度以降も様々な催しを開催するとともに、一緒になってまちを盛り上げてくださるような方とのつながりを育んでいきたいという思いをもっておられるとのことで、その思いは協議会も全く同じです。
また今回の企画や担当者とのお話を通じて、今後の豊中駅周辺がより魅力的で笑顔と活気に溢れるような光景がたくさんみられるようにとの思いが一層強まったと私は感じました。。
具体的な取り組みについてはしっかりと「目的を意識・共有」し、「まちの未来を見据えて課題解決に向けた取り組みをみんなの声を集めて進めていきたい」…
このように感じるインタビューとなりました。
この記事でお伝えする内容はここまでとなりますが、ぜひ今後豊中駅周辺のまちづくりについて興味・関心があるという方はお気軽にお声かけいただき、協議会と一緒に考えていけたらと思っています。
個人的な感想・振り返り
今回の企画への参加・担当者へのインタビューを通じて、「生まれ育ったまち」「慣れ親しんだ空間」のなかで「人が集まり笑顔が生まれる空間」が作り出せた経験ができたことを嬉しく思いました。
そのプロセスをたくさんの人と共有し、担当者と振り返ることができたことについて心から感謝しています。
これからも、まちづくりもイベント・企画を開催していきたいと思っていますが、どれだけ頑張っても準備を重ねても、うまくいかないことや思うようにならないことがたくさんあるんだと思います。
今回の天候などはまさにそうですよね?
その中で、多くの人が目的意識を共有し力を合わせる…。
これが本当に大事だということを再確認する機会になりました。
このまちに関わる活動の「結果」も「プロセス」も含めて全ての営みが「まちづくり」であり、この終わることのない営みを通じて「笑顔」がうまれ「つながり」が育まれていけば良いな…。
そんなことを感じました。
今回の記事はとよなか芝生Night Theaterザトライアルについてお伝えしましたが、企画を主催してくださり、インタビューにもご協力いただいた豊中市担当職員の方々に、この場を借りて感謝申し上げます。
また今後も力を合わせていろんな企画やまちづくりを進めていければと思います。
ここまで読み進めてくださりありがとうございました。